- 腹痛(好発部位である回盲部に一致した右下腹部痛が多い)
- 下痢、発熱、血便
- 急な体重減少
- 貧血、肛門症状(痛みや膿がでる)
腹痛(好発部位である回盲部に一致した右下腹部痛が多い)、下痢、発熱、血便、急な体重減少、貧血、肛門症状(痛みや膿がでる)などの症状を伴います。
多くの患者さんには繰り返す腹痛、下痢を認めます。
また、肛門病変はクローン病に特徴的であり、肛門病変を契機にクローン病の診断がつくことも多くあります。
口腔内、食道、胃、小腸、大腸など、消化管のいたるところに慢性的な炎症をきたす可能性があり、さらに増悪すると瘻孔(皮膚と腸管、腸管と腸管の間などに通り道が出来ること)や狭窄といった合併症も起こします。狭窄が強くなると腸閉塞を起こすこともあります。炎症の起こった範囲により小腸型、小腸大腸型、大腸型に分類されます。